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AV(家電)からEV(電気自動車)へ 2010-08-08 12:12

家電の街が電気自動車の街になるのか?
家電の街で新たな動きが始まっているという記事が2010年8月5日の日経新聞懲戒んにありました。
大阪市門真市や守口市近郊は、パナソニック、シャープ、三洋電機が本社を構えていることから、各社に部品や板金加工をを提供する家電関連の中小企業が集積してきましたが、家電(AV)の生産拠点の国外シフトなどから、地域の中小企業は新たな生き残り策を常に模索しています。
その一つとして注目されているのが、電気自動車、つまりEVです。

もともと、電気自動車(EV)はエンジンがなくモーターを動力とするため、部品点数も少なく、技術的にも家電(AV)に通ずるものがあるといわれています。そこに、中小企業にもチャンスがあるわけです。

たとえば、守口市の板金加工業の淀川製作所では、3人乗りの3輪タイプの電気自動車を開発し、2011年3月までに一号車を完成させる予定でプロジェクトを進めています。
淀川製作所のプロジェクトでは中小企業23社が参加し、それぞれノウハウを供給して開発を進めています。

この車の母体となったのは、淀川製作所などの町工場や設計事務所でつくる「あっぱれEVプロジェクト」で作られた試作車「Meguru」です。全長約2.5M、幅1.15M、高さ1.6Mと、軽自動車よりさらに小さい3人乗りの三輪車。リチウムイオン電池を搭載し、家庭用コンセントで1時間充電すれば約40kmの距離を走行でき、最高時速は40km/h。

「Meguru」最大の特徴は牛車をイメージした丸みを帯びた車体で、朱色の漆塗りで、屋根の内側に和紙、床に竹を敷き詰めたほか、ドアを巨大な扇子にするなどで、大手に対抗するため、デザインでオリジナリティを出しています。

一方、今回本格的に量産に向けて作る試作車は、6時間以上の充電で70km走り、最高時速は35km/h、閣下うは100~150万円程度を予定しています。
電池も「Meguru」のリチウムイオン電池の代わりに鉛電池を利用、海外からの輸入とする予定です。量産に向けて実用性と価格を意識したもののようです。

以前、試作車「Meguru」の完成時の取材に対し、淀川製作所の小倉庸敬社長は次のように答えていました。
「こういうプロジェクトは試作して花火を打ち上げるだけで終わってしまうケースが多いが、事業化につなげないと中小企業は元気にならない」。

つまり、今回は、「Meguru」を作った「あっぱれEVプロジェクト」を越え、事業化に取り組むフェーズといえます。

関西には充電池世界1位の三洋電機や、家電大手パナソニック、シャープなど大手電機メーカーが集積し、高い技術を持つ下請け企業も多く存在します。
また、守口門真商工会議所でも電気自動車のプロジェクトがあるほか、京大発のベンチャーであるナノオプトニクス・エナジーもあります。

Evが大阪の「地場産業」として発展する可能性は大きく、「AVからEVの街へ」変化する可能性に大いに期待したいと思います。

「不況の時にカネがないとか、成功するか不安だと言っていたら何も始まらない。必要なのは、まず行動を起こすこと」。

小倉社長の言葉は、日本の中小企業に勇気を与えるものではないでしょうか。




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