2010年9月22日の日経新聞朝刊に電気自動車に関する3つの記事が掲載されていました。
一つはトヨタが中国の合弁企業で電気自動車を2012年から量産するという記事。トヨタは中国で中国第一汽車集団との合弁会社として天津一汽豊田汽車(TFTM)を運営しています。そのTFTMが中国専用ブランドとして電気自動車を発売する方針です。
二つ目の記事は、スペインで三菱商事が電気自動車の充電インフラで提携したというニュースです。スペインの電力最大手であるエンデサ社と提携し、EV用の充電インフラ整備に向けて共同調査を実施するというもの。2011年3月までにどのような充電インフラが望ましいか共同で調査を行い、その後充電器を使った実証実験を行うとのこと。確かに、充電インフラといってもどのようなロケーションにどのような利用形態で設置するのがいいのか、国や地域の事情によっても異なると思いますので、慎重な調査が必要かもしれません。
三つ目の記事は、日本のニュースです。日産自動車が発売予定のリーフ向けに、充電切れへの不安感を解消する様々なサービスを提供するというニュースです。たとえば携帯から充電状況を確認できたり、充電切れ時にレッカー車で最寄りの販売店まで運ぶサービス、ど緊急時に費用を最大55万円まで負担するサービスなどです。
3つのニュースはそれぞれ全く関係がありませんが、注目すべきは、日本、中国、スペインと全く違う国の話であることです。環境に関心の高いスペイン、電気自動車開発で先行する日本、世界最大の自動車市場中国に関するニュースが重なった形ですが、電気自動車はアメリカでもGMやベンチャーのテスラモーターズが力を入れています。 韓国でも発売計画が明らかになっています。
世界の主要自動車メーカーは、2012~2013年にかけて次々と電気自動車を投入する予定となっていますので、 おそらくこれからますます電気自動車の記事は増えていくことでしょう。 その際も国内だけでなく、この日のようにグローバルなニュースが増えてくるとおもいます。 今後起こってくるのは、世界的な規格の主導権争いと販売競争です。 日本企業も世界の中で中心となっていけるか、2010年現在から2012年までの取り組みが勝負になってきます。 |