日本で電気自動車に参入している企業は、2010年11月現在、大手では三菱自動車、富士重工業の2社、発売直近なのがリーフを本格的に販売する予定の日産自動車です。 また、2012年にはトヨタがプラグイン・ハイブリッドを本格投入する他、小型車「アイキュー」をベースにしたEVも発売する予定で、日本の大手メーカーも次々と参入を決めています。
ただし、ホンダの社長がコメントしているように、純粋な電気自動車(プラグイン・ハイブリッドではないという意味)については、日産と三菱以外はまだまだ慎重な見方が多いのが日本メーカーの現状です。 アメリカで1934年に初めて登場し、その後ガソリン車に地位を奪われて市場から消えた電気自動車。ここにきての復権に強弱両面の見方が入り乱れていると言えるでしょう。
さて、積極派の日産自動車。2010年12月から電気自動車のリーフを発売し、2012年にはルノーと合わせ年間50万台を生産する計画といいます。すでに発売を開始している三菱は2012年時点では4万台の計画、またハイブリッド車は全車種で2009年出荷台数が46万台であるため、日産の計画はかなりアグレッシブというか、現状では無謀ともいえる計画に見えます。
もう一人の積極派のテスラ・モータースのマスクCEO。2010年11月13日の日経新聞のインタビュー記事で彼は以下のように述べています。 「今から20年後に生産される車の大半が電気自動車になると予想している。米ゼネラル・モーターズが破たんし、テスラが上場を果たすなど5年前は誰も予想しなかった。世界はひっくり返った。」 スタート時点でこれだけのメーカーが参入を表明していることを考えると、大げさな話ではなく、その可能性は高いと思います。
ここであげたテスラは電気自動車ベンチャー企業の先駆者ですが、日本にも電気自動車のベンチャーが登場しています。 たとえば、インターネット総合研究所の藤原洋氏が社長を務めるナノオプトニクス・エナジー。他にも改造EVで日本郵政に車を納入したことで有名になったゼロスポーツなどです。また、異色の存在としてはハンドレッド・ゼロとう改造EVのブランドもあります。代表の古谷文太氏はコカ・コーラのCFOを務めたこともある米国公認会計士の資格を持つコンサルタントで、自動車作りにかかわるのは初めてといいます。「二酸化炭素削減に貢献したい。」というのが立ち上げの理由とのこと。 異業種の参入としては、ノルウェーの電気自動車であるTHINKを伊藤忠商事が輸入販売します。
このように、2011年以降、国内でも電気自動車のプレーヤーがどんどん増えていくことが予想されます。 |